史上最も激安 第十四帖・澪標 ｜チエルーム 源氏ゆる語り 」2021/12/22 和書

令和6年から「源氏物語」の作者・紫式部をモデルにしたNHK大河ドラマ「光る君へ」が放送されております。★0551幕末～明治期古地図鳥瞰図「鎌倉絵図」1点/古書古文書/木版摺り。

京都の公卿・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵

自筆「源氏物語」の「澪標（みおつくし）」の巻は、禁裏（京都御所）において書かれたものです。★0486和本江戸期修験道「修験故事便覧」3冊/日栄/古書古文書/木版摺り。

原文は「源氏物語・澪標の巻」として美しく描かれている

自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏（おおいのみかどむねうじ）」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇（ごつちみかどてんのう）の曽祖父です。書状。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。ｈ□□　明治期？印刷物　和洋てじな　森本順三郎・版元　6丁　色刷り　絵入　手品　マジック　発行年不明　/ｎ01-4。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子（のぶこ）であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。f240502026〇彩色木版画 広重 富士三十六景 駿遠大井川 静岡県島田市 アダチ版画研究所 昭和５０年〇和本古書古文書。現在の今上天皇と系譜がつながっている。都々逸？／流行歌？／「風流よしこのいはぬいろ　三篇」／橘園編／嘉永5年／南糠蔵板／1冊。

 関白・近衛基熙（このえ もとひろ）は、後水尾院（第108代後水尾天皇）の皇女・常子内親王と結婚。『南海偉人高田屋嘉兵衛伝 一名日魯和解之媒』明治20年 日吉堂刊 明治時代和本（活字本）ゴローニン事件資料 北海道函館市郷土資料。二人の皇女・熙子（ひろこ）は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。☆E0365和本江戸期「芝居絵本番付」10冊/浪花本清板/絵入古書古文書/木版摺り。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子（ひろこ）は将軍家宣の正室となった。京都名所獨案内　全・清水常太郎（光憲）編・明治28年・京都漫遊館・島原・七条新地・二条新地・色彩図・色彩地図。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流（下記に掲示）で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。☆E0162和本明治17年（1884）藤原秀郷伝記「秀郷事実考」全1冊/野中準/古書古文書/木版摺り。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。和本 江戸時代　古書 　太田道灌自記「わかやどのくさ(我宿草)」　天保十二年写本　十五丁。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。北白川官能久親王『三社書』掛軸〔紙本肉筆真作〕/日本の皇族 北白川宮2代 陸軍軍人 幼名:満宮 最後の輪王寺宮 明治天皇の甥。（資料の記録は下記に掲示）

 出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」の自筆です。蘇東坡 草書 酔翁亭記 A8 木背表紙 明治十二年発行 山本勤之助 翻刻人 発行 北畠茂兵衛 細貝氏蔵書記 折帖 拓本 欧陽修 中国 蘇軾。
 自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。尾張国之図　(仮題)　江戸後期写。「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。正誤　医学切要指南　岡本一抱　正徳4年　上中下巻全一冊　東洋医学・漢方・和本・古文書。このため後醍醐天皇の宸翰（しんかん・天皇自筆）にかなり近い年代に書かれていることがわかる。影山一郎『北京見物』大正8年刊（中国・北京市）大正時代の北京・天津の風俗文化随筆集。また、各巻ごとの書かれた年については不明。絵図 （城郭図）三重県 伊勢國 桑名城 (レターパックライト発送）。従って、応永五年とは、書き始めの年である。吉田庸徳著『横文字早学問 全』明治5年 山﨑清七刊 明治時代和本 芳川春涛・大鳥圭介の弟子 明治初期のアルファベット読本 英語教材。また、落款から、後年、近衛基熙（1648～1722）の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。斎藤拙堂旧蔵書（中国唐代)杜牧著 館柳湾校 亀田鵬斎序『樊川集』（全4冊揃）文化13年 万笈堂蔵版 江戸時代和本 漢詩集。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。古文書 書簡 青山延寿 伊藤十郎兵衛 宛て 水戸藩 江戸時代 （レターパックライト発送）。

 大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年（1068）～天承元年（1131）を祖として創立された。★B15和本江戸期戦記物語「前太平記」全40巻合21冊揃い/古書古文書/木版摺り。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門（おおいみかど）」を称する。扶桑拾葉集 源光圀 全４冊 明治31年 ☆ 古書 古本 史料 ☆ 送料無料。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。校刻日本外史　全12巻　和本。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。源氏の君、明石の姫君の誕生を紫の上にお話しをする「源氏物語」澪標（みおつくし）の巻・大炊御門宗氏・自筆10B。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵保管　古文書　歴史的逸品。応永5年（1398年）に従三位となり公卿に列する。憂国　映画版　三島由紀夫。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年（1420年）に内大臣に昇任した。【西】Za569 解体新書 復刻版 限定3000 講談社。

 旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を著（あらわ）しております。【木版画】元治元年7月19日より出火　京都大火災地図「通称どんど焼け」禁門の変2万7000世帯焼失　火災資料　災害資料古文書【224】。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。★Z35明治36～40年「埼玉県警察部品触ほか」110点程度/活版/古書。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。★0488和本江戸元禄12年（1699）東洋医学「鍼灸抜萃大成」4冊/岡本一抱/絵入古書古文書/木版摺り。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。フランク・ホーレー旧蔵書（印記「寶玲文庫」）本井子承『長命衛生論』（全3冊揃）文化9年序刊 江戸時代和本 東洋医学書 医書 漢方医学。

 出品した「源氏物語」は澪標（みおつくし）の内容の要旨
「澪標の巻」は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。ykbd/24/0520/ym180/pk310/A/10★三遊亭円朝講演　政談・月の鏡　落語/寄席/芸能/演芸/推理小説/明治文学。第14帖。m344◆弘化4年 善光寺地震 絵図入 記録写本◆江戸 信州 大地震 震災 災害 史料 長野 始末御領主様方より御届書@和本/古文書/古書。源氏の君が都へ戻った翌年の2月、朱雀帝が譲位し、冷泉帝が即位した。キリシタン印（スチアゴ・アゴスチノ・ペトロ人見卞斎）人見宗次『外傳抜覚集 下巻第二』慶長18年写 人見流馬術 馬術書。11歳になった冷泉帝は、年齢より大人びて源氏の生き写しのような美しさであった。三疋猿　俳諧　各務支考。源氏の君は内大臣となり、政界は源氏の君にとって追い風となる情勢であった。送料込み、1837年刊,江戸時代の和本「北越雪譜」全7巻、(初編・２編)、新潟を中心にした雪の伝承や記録、カバー付き。雪の結晶、雪女の伝承。親友の頭中将も、権中納言に昇進し、12歳になる娘を入内（帝の妃となるため後宮―妃たちの御殿―に入ること）させようと大切に育てていた。細見　美濃国絵図　山城屋佐兵衛等版。二条院で源氏の君の帰りを待ちわびていた紫の上への思いもあり、内大臣という立場も重なって、源氏の君は以前のように軽々しく恋人のもとへ出歩くこともできなくなっていた。壮海堂文集　全巻セット／10巻揃。その秋に、源氏の君は住吉にお礼参りのため参詣した。旗本領祢津村古文書日記●明治４１年　日誌簿　楢原九五　６０丁　小縣郡祢津村　現在の長野県東御市　240602。偶然にも明石の君も参詣に来ていたが、源氏の盛大な行列に気後れし、身分の差を感じながら遠くに源氏一行を眺めるだけであった。m155◆馬書◆絵入写本◆医学 兵法 兵学 軍学 馬術 江戸後期～明治頃@和本/古文書/古書。このことを知った源氏は、歌と慰めの言葉を送った。和本「放翁先生詩鈔」3冊 享和元年/序 周之鱗/柴升/選 漢詩 絶句/律詩/古詩 (江戸 古文書。源氏は斎宮への未練を感じつつも、御息所との約束を守り斎宮を自らの養女に迎える。『官刻孝義録』（26冊＝巻之二十五～五十）江戸時代和本 印記「平沼氏図書」「福田文庫」（福田敬同あるいは福田敬園）。朱雀院から斎宮を妃にとの要望が来ていたが、源氏は藤壺の助言を得て、斎宮を冷泉帝へ入内させることにした。【古文書】　岡山藩主　池田光政　書状　新太郎とあり　江戸期の大名。

自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）」と娘・幾千姫（玉映）の落款（印譜）

「澪標（みおつくし）」自筆原本の上部には、「心寧累自息」《心寧（やす）ければ累（るい）も自（おのずか）ら息（や）む》という漢文の篆書印が押捺されている。古文書 書簡 徳川斉昭 八槻大善院宛て 江戸時代 福島県 棚倉町 歴史資料 常陸國 水戸藩 第9代藩主 徳川慶喜の父。言葉の意味は、「心安らかならば煩（わずら）いも自然に消える」である。《 希少 貴重 中華民国十三年 歴朝名人書法律梁 ８冊 上海啓新書局》函付 古書 古文書 唐物 唐本 中国美術 漢籍 掛け軸 時代物。この言葉は、「澪標」の巻の原文には「みつからも、もて離れたまへるすちは、さらにあるましきことと思（おほ）す」とある。★0422和本江戸文政12年（1829）序岡山庄屋名鑑「美作国各藩役○録」全1冊/古書古文書/木版摺り。原文の意味は、明石から帰京した源氏の君は政界に復帰したのち、東宮が冷泉天皇に即位する。m331◆御家中名前帳◆古文書・写本◆江戸期 信州松本安曇郡住人 長野県安曇野市@和本/古書。源氏の君は、冷泉天皇の父として太政天皇に即位する。三十三所 坂東観音霊場記 復刻版 全5冊 揃い 限定200部 昭和復刻。源氏の君は望外の喜びとし、ご自身としてもおよびもつかぬ帝の父としての位に至るなど、あり得べからざることと思うと同時に「心が安らかであれば、それまでの煩悩が消えていた」という意味である。小学漢文読本　上★明治１６年★阿部広蔵編(547)。篆書印の詩文は、この原文と白楽天の心情を重ね合わせたものと推定される。m177◆愚禿鈔聴記 全2巻 2冊揃◆写本◆江戸 文政6年 仏教 仏書 浄土真 親鸞@和本/古文書/古書。紫式部が「澪標」を書くに際し、白楽天の漢詩を読み理解し共鳴していることがよくわかるし、篆書印を押捺した人も白楽天の漢詩に精通していたことを伺い知ることができる。御前講談/松林伯知・百川如燕講演/大正元年/楠木正成/長篠籠城・鳥居強右衛門/山内一豊の内室/伏見地震・加藤清正/太閤中国引返し。詳細な理由は下記説明欄に記載（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。邨君御手書慎書 一冊 文政写 山中正吉旧蔵及び自筆書入あり 和本 古書 古文書 古典籍 版本 写本 唐本 漢籍 江戸 中国。）

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載

《「源氏物語」澪標（みおつくし）の巻》
「澪標」の巻は英文で「Channel Buoys」と表記されます。完品 喜多川歌麿『絵本百千鳥』（手摺浮世絵木版画全15枚揃）悠々洞出版刊 寛政2年初版の狂歌絵本「百千鳥」花鳥画譜。
《自筆上部の「澪標（みおつくし）」自筆原本の上部には、「心寧累自息」《心寧（やす）ければ累（るい）も自（おのずか）ら息（や）む》という漢文の篆書印が押捺されている。詞花和歌集　全十巻　元合本　天文十九年四月十四日寫　古写本。言葉の意味は、「心安らかならば煩（わずら）いも自然に消える」である。f240502015〇彩色木版画 広重 富士三十六景 武蔵野毛横濱 神奈川県横浜市 アダチ版画研究所 昭和５０年〇和本古書古文書。この漢詩は白楽天の「文集」の中の有名な一節です。☆3457明治6年（1873）お酒の作り方古記録「大坂流酒造伝授巻」1巻/源美郷/古書古文書/手書き。》

「額縁入自筆原本」
（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。★0329和本江戸享和元年（1801）読本「絵本太閤記」6編12冊揃い/武内確斎/岡田玉山/絵入古書古文書/木版摺り/朝鮮出兵ほか。）

「自筆原本」
自筆右下の印２つは、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫（玉映）の落款。華厳宗在家勤行法則 経本 仏教 検）御和讃仏陀浄土真宗浄土宗真言宗天台宗日蓮宗空海親鸞法然密教禅宗臨済宗 戦前明治大正古書和書OM。

自筆上部の「心寧累自息」《心寧（やす）ければ累（るい）も自（おのずか）ら息（や）む》という漢文の篆書印が押捺されている。166【古文書】　岡山藩主　池田光政　自筆書状　藤本鉄石　戯画　貼交幅。言葉の意味は、「心安らかならば煩（わずら）いも自然に消える」である。學古發凡(学古発凡)　全巻セット／6冊8巻揃　高田忠周／編　住友家旧蔵他　金石甲骨青銅器。この漢詩は白楽天の「文集」の中の有名な一節です。『新刊倭玉篇 巻上』江戸時代和本 印記「尾張古瀬戸通過之書」。

《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。9e03265【古書】改悔文講義弾斥篇 全/佐々木徹周 著/明治時代/和綴じ/劣化強【メ便】。》

自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）


自筆が「古切」とされたのは江戸時代。完品 河原崎晃洞『創作丸文様』（全2冊揃）昭和8年 内田美術書肆刊 彩色木版画譜 染織図案集。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載

（１）・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。天正十八年本　節用集　上下 東洋文庫　解説付き　刊行年 昭46 複製。

《「源氏物語」澪標（みおつくし）の巻》
原文には「心寧累自息」《心寧（やす）ければ累（るい）も自（おのずか）ら息（や）む》という漢文の篆書印が押捺されている。日蓮聖人御伝画・30図版/辻説法・国策諫奏・草庵焼打・本尊図顕・蒙古襲来・龍口法難・塚原問答・女人日妙・日朗渡海・柳営対面・身延隠栖。言葉の意味は、「心安らかならば煩（わずら）いも自然に消える」である。完品 開高健『流亡記』限定200部 昭和53年成瀬書房刊 直筆サイン・落款入。この漢詩は「白楽天の文集」に由来するものです。文化増補京羽二重大全　優々館主人編　文化8年　4巻全8冊　地誌　和本　古文書。》

《よろつ》・・・・のこと(事)、すさひにこそあれ」と、
おも(思)ひけ(消)たれ給ふ。戸羽山瀚編『江川坦庵全集』（全3冊揃）昭和29-37年 江川坦庵全集刊行会刊 長谷川伸旧蔵書。
「此人をかうまて思ひやりこと(言)とふは、なを思ふ
やうの侍るそ。即決 今井登志喜 西洋史学者 直筆の手紙 林健太郎 後にだされた書籍 非売品 資料 本 安倍能成 谷崎潤一郎 片倉兼太郎 渋沢敬三 送料無料。またきにきこ(聞)えは、またひか心え(得)給ふ
へけれは」と、のたま(宣)ひさして、「人からのおかしかりしも、
所からにや、めつらしうおほえきかし」なと、
かた(語)りきこ(聞)えたま(給)ふ。即決・極稀★元海軍大佐・犬塚惟重自筆ノート「富士文化の会メモ」ー富士宮下文献・日猶懇話会。あはれなりしゆふ(夕)へ
のけふり(煙)、いひしこと(事)なと、まほならねと、
そのよ(夜)のかたち(容貌)、ほのみ(見)し、こと(琴)のね(音)の
なまめきたりしも、すへて御心とまれるさまにのたま(宣)ひ
い(出)つるにも、「我はまたなくこそかなしと思ひなけきしか、
すさひにても心を・・・・《わ(分)け給ひ》

（文責・出品者）
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。嘉村磯多『途上』限定500部 昭和7年 江川書房刊 総手漉和紙本（越前和紙・楮紙）戦前期限定本の白眉。


（２）・自筆の「原文の現代語訳文」は次の通りです。c9-2（三十三所 坂東観音霊場記 復刻版）全5冊 全巻セット 限定200部 昭和復刻 金聲堂 金声堂 浅草寺 柳之御影 古書 和本。

《「源氏物語」澪標（みおつくし）の巻》

《東宮（皇太子）が冷泉天皇として即位、源氏の君内大臣に昇進》
《予言通り、源氏の君と明石の姫君の間に姫君が誕生》

《明石の姫君の乳母として桐壺院（前桐壺天皇）に仕えた宣旨の娘を乳母に選ぶ》
《未来の后となる明石の姫君の乳母の明石に到着、明石の人々喜ぶ》
《源氏の君、明石の姫君の誕生を紫の上にお話しをする》

《長年の間、たまらなく恋しいと思い思われなさったお心とお心、
あるいは折々のお便りの往来などをお思い出しになると、
女君（紫の上）は、すべてが》・・・・・源氏の君のその当座の慰みに
すぎないのだと、おうらみの思いもおのずと消えるのである。吉川金鱗編『徴古帖 五』大正4年 芸艸堂刊 彩色木版画譜 古美術品文様集 図案集 吉川雅喬、福岡玉僊ら。
（源氏の君）「あの人（明石の君）をこうまで気にかけて便りをするのは、
やはり考える子細があるからです。◆欧米巡回取調書 全7冊中5冊セット 農商務省 1946年 初版 総覧 /法朗西國之部 /独乙國之部 / 独蘭那漁業之部 大学図書館除籍本。それをあまり早いうちから申しあげたりすると、
きっと誤解なさるでしょうから」
と、源氏の君は中途でおやめになって、
（源氏の君）「あの人（明石の君）の人柄がよく思われたのも、
ああした田舎(いなか)のせいか、目新しかったのですね」
などとお話しになる。★0431和本江戸天保9年（1838）仏教写本「東本願寺御由緒抜書」1冊/古書古文書/手書き。
心にしみいった夕べの塩焼く煙や、女の詠(よ)んだ歌など、はっきりとではないけれども、
その夜の顔かたちをほのかに見たことや、琴の音のしっとりと優美であったことも、
すべて愛着消しがたいもののように仰せ出されるにつけても、女君（紫の上）は、
自分が都でまたとなく悲しい日々を過していたのに、源氏の君は一時の気まぐれにせよ
他の女（明石の君）にも情けを・・・・・・・・《お分けになっておられたのかと、
穏やかならぬ複雑な気持におなりになられる。★0477和本江戸天明元年（1781）国学神道写本「聞書」1冊/大宮司多々羅朝臣茶笥馴公清原/古書古文書/手書き。》

現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授（1999年没）

備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。s200◆刈萱絵詞伝二十分一之図◆銅版画 刷物◆長野 苅萱堂 往生寺 水野善瑞 明治29年 仏教 浄土宗 信州 鳥瞰図 名所@摺物/古地図/古文書。




（２）・自筆の「英訳文」は次の通りです。澁澤龍彦 自筆葉書「渡辺一考宛」(真筆保証品) ペン書8行 昭和42年7月6日消印。

《Channel Buoys （澪標）》
《She thought of their longing for each other through
the years apart, of letters back and forth,》… and his
delinquencies and her resentment seemed like a silly joke.
"There are very special reasons for it all," he continued,
"that she should be so much on my mind,
and that I should be so diligent in my inquiries.
But I fear that it is too soon to tell you of them.
You would not understand.
I think that the setting may have been partly responsible."
He had told of her of the lines of smoke across
the Akashi sky that last evening, and,
though with some understatement, perhaps,
of the lady's appearance and of her skill on the koto.
And so while she herself had been lost in infinite sadness,
thought Murasaki, he had managed to keep himself entertained.

英語訳文（英文）の出典：『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker（エドワード・ジョージ・サイデンステッカー）コロンビア大学教授（2007年没）


（２）・自筆の「中国語訳」は次の通りです。鉄翁祖門（日高鉄翁）『鉄翁蘭竹譜』(全2冊揃) 昭和2年 芸艸堂版 彩色木版画譜 南画家 長崎生の臨済宗僧。

《航（澪標）》
得他那行的都是逢作，
心中的怨恨也就消失了。ｖ∞∞　江戸期　御成敗式目両点附 完　1冊　寛政2年　絵入り　妖怪　和本　古書/S28。源氏公子又：
“我之所以挂念那个人，又和通，其中自有故。古文書 書簡 松平忠和 肥前国 島原藩主 徳川斉昭 徳川慶喜 歴史資料 江戸時代 佐賀県 幕末 まつだいらただかず (レターパックライト発送）。
但在了，怕又引起会。■5c8*　和装本　放生よろこび草 放生歓喜草 ほうじょう よろこびぐさ 絵入り 沙門純称 述 文化乙亥 京都書林 藤井文政堂山城屋佐兵衛 和本。所以且不。丙辰紀行他　合本　道春（林羅山）。”
便把向：“此人之所以可，全是境所使然。★0316和本江戸天保14年（1843）紀行文「豊後岡行道の記并雑日記」1冊/古書古文書/手書き/写本/岡山藩富田又兵衛/豊後岡藩/竹田藩。
在那偏僻地方，的人便得了。和本 『読史餘論』 全12巻4冊揃 明治 新井君美/著 日本政治史 武家政権 史論 (江戸 古書 和書 古文書 古典籍。
”接着便告那天共海暮烟而唱和的句、
那天上略看到的那人的容貌，
以及琴的高明手法。S552【巻物】古文書 在銘 大坪流亜馬事法目録。气之中，表示恋恋不忘。中臣大祓図会　上中下巻　3冊セット　嘉永5年　古書　古文書　和本　古本　【即決】。
紫听了想道：“那候我空房独守，
无限凄凉。岩崎常正著『本草図譜 山草部/芳草部』（全6冊揃）明治36年 博文館刊 江戸時代和本（明治刷）植物図譜 植物画譜 ボタニカルアート。他逢作，却在作！

中国訳文の出典：『源氏物語（Yunsh wy）』
豊子愷（ほうしがい）中国最初の「源氏物語」翻訳者（文化大革命で没）

「澪標の巻」原本の末尾（原本番号36-A）の印は、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印
左の写真が「源氏物語」澪標の巻の末尾（原本番号36-A）の押印。j⑯c　「鼇頭音釈 康熙字典」　1～20巻中 13巻欠　まとめて19冊セット　 韻書 漢籍 漢文 中国 古書 和本 古典。
写真左下の角印が仙台藩の家紋印（竹に雀）
家紋印の上の2つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室（冬姫）。『浄土和讃・高僧和讃・正像末和讃・正信念仏偈』（全4冊揃）天明8年後跋 本願寺蔵版 江戸時代和本 浄土真宗資料 仏教書 仏書。冬姫は内大臣・通誠の養女。『石川県写真帖』明治42年 石川県刊（元版・初版本）明治時代の加賀・能登の風景・風物写真集。
冬姫は通称。信濃高遠藩領高遠城下中林家古文書●江戸末期　信濃源氏林景図・諏訪族家　伊那郡高遠城下　現在の長野県伊那市　240328。正式な名は伊達貞子。口宣案　安永七年十二月二十二日　万里小路文房 奉　　肉筆 江戸後期 後桃園天皇 宿紙 宣旨 公家 天皇 朝廷 古文書 古書 古筆。
上部には、「心寧累自息」《心寧（やす）ければ累（るい）も自（おのずか）ら息（や）む》という漢文の篆書印が押捺されている。古文書 和書 栗田勤 「禮儀類典」 水戸藩 歴史学者 漢学者 晦屋先生 礼儀類典 歴史資料 (レターパックライト発送）。言葉の意味は、「心安らかならば煩（わずら）いも自然に消える」である。精造料理素人包丁　三編　浅野高造著　法橋玉山画　文政3年　料理　和本　古文書。
篆書体右の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）と娘・玉映の落款
右端の写真上は仙台藩主（伊達家）正室一覧表の表紙。【直筆署名サイン・落款入/限定150部の内45】『繍像 黄花女』峯梨花手彩装画●西川満著●昭和51年発行/人間の星社●全57P●検)唐本台湾中国。表紙の下は一覧の拡大写真（仙台市立博物館・刊行）
（奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。尊経閣古文書纂 諸家文書(二) 前田育徳会尊経閣文庫。）

自筆の疎明資料等は、下記の通りです。近江彦根藩領出流原村古文書日記●明治26～昭和10年(1893～1935)　神山孝太郎氏日誌　46冊　下野国安蘇郡　現在の栃木県佐野市　240316。


（Ⅰ）・上の写真右端は、高松宮「源氏物語」のうち「桐壺」の巻冒頭・(出典資料　別冊「太陽」「源氏物語絵巻五十四帖」（平凡社・刊）７８頁。山口県史略/近藤清石 著　6巻揃い　山口県山口町購入品（現:山口市）周防国、長門国　明治16年。筆者は近衛関白政家公。葛飾北斎　北斎漫画二篇　明治十一年　　尾陽　東壁堂　木版　送料一律180円。中央の写真は、応永五年（1398）の年号。古書 弓道書 2冊まとめて 弓法録/勧進的之事 安政三年 明和八年 天明三年 和書 和綴り 弓法書。年号の左の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）。Les Isles dv lapon 1961年 サンソン・ニコラス JAPON 複製地図 額装。左の写真は、桐壺の巻の奥付。ｋ◎◎　江戸期　和本　済民外科重宝記　168丁　厚冊　延享3年　岡田三郎右衛門ほか板　医学　漢方　　/t-h01。左大臣から関白に昇進した近衛基熙（もとひろ）公の花押。神道経本『神家要術』上下2冊揃 享保13年 牛頭天王神主/記 古神道経典 伝書 神社 祝詞 折本厚本 (和本 江戸時代 古文書。上下２段の花押のうち、上の印は。牛王宝印。出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）、下の印は仙台藩医・木村寿禎の落款（印譜）


「自筆の画像断層(MRI)写真」

（出品した自筆の「断層画像写真」（澪標の巻）MRI 14―11B
自筆下二つの印のうち下は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）」、上は娘の幾千姫（玉映）の落款

「源氏物語」「国宝・囲碁をする今上帝と薫の君」の資料

下記写真は、源氏の君の住吉神社への参詣。☆E0200和本江戸天明8年（1788）写本「松平越中守殿御心得書」1冊/松平定信/古書古文書/手書き。娘の明石の姫君が将来の帝の后となるべく願いの願ほどきに参詣する

上記絵巻は、源氏の君の住吉参詣。海軍の先駆者・小栗上野介正伝/阿部道山/岡田啓介序/昭和16年/幕末は於ける最も進歩的な革新政治家でしかも又最も悲惨な最期を遂げた人物。襖絵は俵屋宗達




「天皇の曽祖父・大炊御門宗氏の系図」「額縁裏面表記ラベル」



1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図（公家事典303頁）
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。手裏剣/成瀬関次/昭和18年/2000部/乏しい資料をまとめて開闢以来はじめての手裏剣の本にしたのがこれである・手裏剣の形状・手裏剣の術。

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵（断簡）を出品
商品説明（来歴）	大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の旧所蔵である。竹添進一郎編／評註歴代古文鈔 史記鈔／全5冊揃／明治17年／奎文堂蔵版／ 漢文集／ 中国古典籍／ 明治時代和本【蔵印有】。近衛基熙は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を書いてある。宮武外骨『頓智協会雑誌 第26号』+『頓智会雑誌』（10冊セット＝第3,31,33-40号）明治22-24年 頓智会刊 明治時代の風刺雑誌。出品した大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに近衛家から出雲松江藩主・松平治郷（不昧公）の正室・方子（よりこ）に伝わり、方子の生家である仙台藩から同藩の藩医・木村寿禎に伝来していたものである。村上忠順編著『名所栞』（8冊）元治元年 松塢亭蔵版/深見藤吉他刊 江戸時代和本 歌学書 三河国国学者 愛知県三河地方郷土史料。
漢詩文	原文上部には「心寧累自息」《心寧（やす）ければ累（るい）も自（おのずか）ら息（や）む》という漢文の篆書印が押捺されている。講談社の絵本★「漫画とニコニコ學校」昭和15年7月　蕗谷虹兒　芳賀まさを　澤井一三郎　石田英助　小野寺秋風　長谷川町子　講談社。言葉の意味は、「心安らかならば煩（わずら）いも自然に消える」である。和本　稀品　狂詩◯志題（しゃべりしだい）元治2年、1865年　珍本　小噺、エンタメ本　萬千笑蔵版。紫式部が「澪標」を書くに際し、「白楽天・漢詩集」の漢詩を熟読したうえで「源氏物語」の「澪標の巻」を書いていることがわかります。花のこだま　俳諧　楚岳編。この原詩の言葉の引用は、「澪標の巻」に用いられていることで広く知られている。2770俳書 俳句 句集 稀覯書 ■俳諧 花火船■ 起雲誰 江戸中期 享保 木版 版本 和本古書古文書和書古本古典籍骨董古美術。紫式部がこの原詩に親しんでいたことがわかる。素人庖丁　二編　浅野高造著　法橋玉山画　文化2年　料理　和本　古文書。
漢詩の落款の意味	原本上部の漢詩の落款は、「讃」と称されるもので、古来、掛軸の書画に第三者がお褒めの言葉を書き込むもので元々は自筆でした。★0449江戸期和裁型紙「徳用仕立ぱつちもも引立縫之法」1点/古書古文書/木版摺り。貴族から始まり藩主、あるいは高名な茶人や僧侶が書かれて、それが茶会の「掛軸」に装丁されて披露されておりました。房総『里見・正木氏文書の研究』史料編3　編著・日本古文書学研究所　崙書房。　特に出雲・松江藩などの茶道の盛んな大名家の所蔵する自筆などに「讃」が付され、後に自筆に代わり、石刻による「漢詩」の篆書が「讃」として用いられました。高階楊順『徒然草句解』（全7巻7冊揃）寛文5年 風月庄右衛門刊 江戸時代和本。　「茶事」は、「ヨーロッパの晩餐会（ばんさんかい）」とも言われます。菓木栽培法　藤井徹著　明治8年　前期　全4冊　園芸　和本　古文書。晩餐会では、「ワインを楽しむために行われる」ところも似ています。林子平『海國兵談』（全十六巻 合本一冊）天明六年序刊 江戸時代和本（謄写版）海国兵談。とりわけ、茶室に入って行うことは、床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）することです。北斎漫画　第2編〜12編　まとめ売り　　計11冊　和本 古書 時代物 資料　葛飾北斎　シミ　汚れ　楽書きあり　現状品　浮世絵絵本。茶道では「掛け軸は最高のごちそう」といわれております。米山助松来翰綴 明治39年／韓国併合 古文書【24-0412-46】。とりわけ、漢詩の落款は、ただ、古典の漢詩を入れればいいという単純なものではなく、たとえば、「源氏物語」の場合、原本の中に込められている紫式部が考えた知識を読み解くことにあります。俳諧附合小鏡 雪星観牛家 雪中菴蓼太 堀田沙羅 大島蓼太 安永4年 ◯ 俳諧 連歌 古書 古本 古文書 江戸時代 1775年。「讃」の中に有名な白楽天の漢詩を単純に落款として入れたのではなく、紫式部が原本の中に白楽天の漢詩を読み込んでいることを知ったうえで漢詩を選んでおります。HH-5861 ■送料無料■寛政6年 荒木流氏稽 ○延之席 巻物 伝書 橘子衛 落款 在銘 武道 武術 中山忠吾 高遠藩士 古書 古文書 肉筆/くYUら。　落款の「讃」の元になるその原文の個所には、 「心寧累自息」《心寧（やす）ければ累（るい）も自（おのずか）ら息（や）む》という漢文の篆書印が押捺されている。★A54江戸期花道「池坊書状」1点/養泉寺宛/池坊専尊か/古書古文書/手書き。言葉の意味は、「心安らかならば煩（わずら）いも自然に消える」である。福沢手帖　60冊　福沢諭吉協会。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。清少納言枕草子春曙抄。 つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。天平経貼込「古今色紙之譜」2冊揃 関義城 昭和38年刊 平安時代紫紙 元版 高麗紺紙金泥経 限定100部｜和紙 古典籍古文書 和本唐本 仏教美術。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。【金富士】値下げ中　貴重資料『宋瓷名品図録』定窯・定窯型 解説冊子付　大型本　学習研究社 箱入 検/学研中国古書陶磁古書和書。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。古書 弓道書 3冊まとめて 射術秘傳書/御前的十五式次第之事/禮儀類典 射禮抄 全 天元/天保/寛永時代 花押 弓法書 和書 和綴り。
自筆の希少価値について	自筆の稀少価値は、和紙の生成技法の緻密さにあります。【希少】花鳥画譜完　沼田荷舟　松山堂書店　明治45年　和綴じ。上の「拡大断層（MRI）写真」でわかる通り、極めて薄い和紙の上に墨の文字がくっきりと浮き上がるように「源氏物語」の文字が記されております。[真作]：求道！／[近角常観・書簡巻子・七巻]／真宗大谷派西源寺住職／清沢満之。 出品している書の「断層（MRI）写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。☆E0289和本江戸期大名家家紋写本「諸家紋尽紋起抄（諸家紋起抄）」全5巻合1冊揃い/古書古文書/手書き。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。m314◆甲州 大小切一件 古文書 一括◆山梨県 農民一揆 大小切騒動 大小切税法 明治5年壬申 法令 事件 明治維新@和本/古書。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層（MRI）写真」です。■倭漢三才図会 全16巻揃　新典社　寺島良安=著　●古文書 影印 和漢三才図会 江戸時代 類書 博物学 南方熊楠。 古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層（MRI）写真撮影」をしております。日清韓戦争記　全★明治偉功★東京　金寿堂★明治２７年８月(515)。撮影後、展示のために再表装をしております。★0543和本江戸嘉永3年（1850）実録写本「伊賀之水月（伊賀水月柳荒美談）」5冊揃い/陸奥国大沼郡永井野村（福島県）/古書古文書/手書き。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste（再剥離用糊）」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。●○ 　　肥後金工録 長屋重名 、中央刀剣会 、昭42 　○●。
断層(MRI)写真	従来、日本の古美術の鑑定の際の分析・解析は、エックス線写真、赤外写真、顕微鏡が中心です。写本 祭祀祝文集 安政6年 江戸時代 神道 神社 天皇　平安京東神楽 雅楽祈祷　検）古書和書古文書古本 NZ。一方、アメリカやイギリスでは研究が進み和紙の組成状況を精確に分析・解析をするために断層(MRI)写真が利用されており、今回の出品に際し、「断層(MRI)写真」を資料として出しました。☆E0169和本元治2年（1865）「宗門人別改帳ほか」4冊/甲斐国巨摩郡一町畑村（山梨県）/古書古文書/手書き。本物を見分けるための欧米の進んだ分析・解析技術を見ることができます。ｃ※**　民間 年中故事要言　蔀遊燕 編集　巻一～巻七　7冊揃い　江戸期享保三年　年中行事 祭礼 節句　古書　古文書　和本　/　N50。
寸法	「源氏物語」自筆の大きさ　タテ２１．８センチ　ヨコ１２．８センチ。☆E0328和本江戸享保2年（1717）序神道「直路の常世草」3冊揃い/増穂残口/絵入古書古文書/木版摺り。額縁の大きさは　タテ３７．０センチ　ヨコ２８．０センチです。慧遠『無量寿経義疏』（全2冊揃）文政元年 菱屋孫兵衛刊 江戸時代和本 仏教書 仏書 唐本漢籍和刻本 中国古典。額縁は新品です。宗達光琳屏画集 芸艸堂 明治四十四年　発行　古書 古文書 和書 古本 骨董 古美術。
「源氏物語」の自筆について	１・筆跡の分析について 　国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。泰山金剛経　五福大来　二幅で。 一方、欧米では一般的には、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。芦田春寿『華包 はなつつみ』明治44年 華道遠州流刊 彩色木版画譜 明治時代和本 いけばな。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。★A12和本江戸天保3年（1832）眼科医学写本「玉泉房流書伝集」巻1～5合1冊/尾州馬島明眼院で写/津軽進藤良策/古書古文書/手書き。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。徳川封建時代日本地図　全。 ２・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）の自筆の特定について 自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。叢桂亭医事小言　全７巻８冊　原南陽（口授） 須原屋安治郎他板 　享和3年序。その後、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。f240502012〇彩色木版画 広重 富士三十六景 武蔵小金井 東京都小金井市 アダチ版画研究所 昭和５０年〇和本古書古文書。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」であることが判明した。尊経閣古文書纂 社寺文書(四) 前田育徳会尊経閣文庫。 「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が２３歳から３１歳までの間に書かれたものと推定されている。河原崎晃洞『花詩集』（2冊=第2,3冊）昭和9年芸艸堂刊 彩色木版画譜 草花を題材とした染織図案集。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年（1421）４７歳で没している。長谷川伸旧蔵書 岡本監輔（岡本韋庵）『日本維新人物志』（全2冊揃）明治36年 金港堂刊 明治時代和本（和装活字本）。 ３・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について 近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。藤原公任撰 速水春暁斎画『大宝倭漢朗詠集』文政6年 河内屋源七郎他版 江戸時代和本 和漢朗詠集。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。ｇ∞　本物保証　富岡鉄斎 (富岡百錬)　書簡　毛筆 直筆　約30行　手紙　封筒付き　/E01①。 ４・近衛基熙（このえもとひろ）について 近衛基熙は、慶安元年（1648年）3月6日、近衛尚嗣（関白・左大臣）の長男として誕生。希少/137年前の本★ちりめん本 八頭ノ大蛇 ヤマタノオロチ　明治19年 長谷川 武次郎 ★。母は後水尾天皇皇女女二宮。中国古玉器総説　林巳奈夫著　中華美術図集 中国美術 図録 画集 唐本 書画名品 中華叢書 和本 古文書。実母は近衛家女房（瑤林院）。笹木嘉造 (中井芳滝＝歌川芳滝) 編画『開化の笑顔 新柳樽 初編』富士政七刊 明治時代和本 彩色木版画表紙 絵草紙・草双紙 浮世絵。幼名は多治丸。幕府領会津藩預所永井野村古文書●明治31年　祝詞、答辞、詞、現役兵補充兵心得等８点　大沼郡永井野村 現在の福島県会津美里町 240530。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。☆3134和本江戸天保10年（1839）心学「極楽住居」2編上中下3冊/樹下翁(和田耕斎)/浦川公佐/絵入古書古文書/木版摺り。承応3年（1654年）12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。（８−７）江戸時代（嘉永六年）の歌舞伎役者　相撲番付風一覧　大関関脇小結前頭等　横綱は居ない。江戸時代のものです。。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年（1655年）従三位に上り公卿に列せられる。古書　書物　時代裂捨遺　全十二。明暦2年（1656年）に権中納言、万治元年（1658年）に権大納言となり、寛文4年（1664年）11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。源氏の君・花散里（桐壺天皇の中宮の妹)を訪問「源氏物語」澪標（みおつくし）の巻・大炊御門宗氏・自筆・茶道・茶道具15B。寛文5年（1665年）6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年（1671年）には右大臣、さらに延宝5年（1677年）に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年（1690年）1月に関白に昇進した。原抱一庵訳『小説泰西奇文』明治36年 知新館刊（初版本）マーク・トウェイン コナン・ドイルら 明治時代翻訳文学書 推理小説 探偵小説 SF。近衛基熙は、寛文5年（1665年）から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
HP	近衛基熙・旧所蔵「源氏物語」自筆を出品いたしました。幕府領会津藩預所永井野村古文書●明治３１年・昭和９年　質小札(質草)　５７＋６１枚　大沼郡永井野村　現在の福島県会津美里町　240529。出品以外の所蔵品を紹介した出品者のホームページ「源氏物語の世界」をご覧ください。☆E0184和本江戸寛政～慶応まで土佐藩の郷士大原家の記録「旧記覚」1冊/古書古文書/手書き/武士。 ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。★Z19和本江戸寛政2年（1790）跋民間向けの救急医療辞典「広恵済急方」上中下3冊揃い/多紀元徳/絵入古書古文書/木版摺り。

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